AIデータ解析

医薬品データ連携

近年、医療やヘルスケアを取り巻く環境は大きく変化しています。
高齢化や多様なライフスタイルの中で、誰もが自分自身や家族の健康をより正しく、より安全に管理したいと願う時代が訪れています。その一方で、医薬品に関する情報は複雑で、専門知識がなければ理解や判断が難しい場面も多く存在します。

私たちは、DIR(医薬品情報提供データベース)から得られる信頼性の高い薬剤データをもとに、医薬品検索・判定サービスの開発を進めています。
スマートフォンアプリでは、妊婦や子どもを含む一般利用者に向けた検索機能や、飲み合わせのリスクを簡単にチェックできるAPIを提供。健康アプリなどに組み込むことで、日常的な服薬管理の一助となるだけでなく、誰がどのような薬に関心を持っているのかといったビッグデータの蓄積にもつながります。

さらにWeb版では、薬局・薬剤師など専門職向けの機能を実装。体重に応じた処方量の自動計算や、添付文書PDFの提供、レセプトコンピューター(レセコン)との連携APIを想定しています。特に妊娠中や授乳中の禁忌薬、子どもに対する使用制限など、細やかな情報検索を実現することで、現場での判断をより安全にサポートします。

このように、医薬品データを正しく扱い、誰もが迷わず薬と向き合える仕組みを整えることで、私たちは安心して健康を守れる社会づくりに貢献していきたいと考えています。
今後は、自治体・医療機関・薬局事業者との連携を通じて、サービスの精度向上と活用範囲の拡大を目指してまいります。

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